HOT TO RUN FASTER

さらに速く走るために

第17回

秋の運動会、お子さんのヒーローになるために

秋の運動会シーズンです。
お子さんの徒競走はもちろんですが、お父さんやお母さんも徒競走やリレーに参加される予定の方も多いのではないでしょうか。そんな保護者の方々はちょっと注意です。

学生時代に部活動でカラダを鍛えたお父さん。昔の武勇伝をお子さんに時々聞かせているお父さん。気持ちは昔のままなのは良く分かりますが、昔の感覚でいきなり走ると、肉離れが待っています。

また、子どもの頃よりも大きくなったカラダ・速いスピードで走ると、カラダにかかる遠心力も相当に大きくなります。そのことを考えずに、全力で走ってしまうと、カーブの先に待っているのは「転倒」です。

そして、毎晩の晩酌が楽しみなお父さん、徐々に尿酸値が上がりつつあるかもしれません。久々に走って足が大きな衝撃を受けると、それをきっかけに痛みが始まり、病院にいけば「痛風」の診断をうけることになりかねません。

そこで、運動会に向けて、徐々に準備を始めましょう。

全く運動する習慣のない方は、まずは、散歩する習慣を始めてみましょう。 数日続けて、カラダを動かすことに慣れてきたら、ジョギング。

そして、ジョギングの終わりに一旦休んでから、軽く、風を感じて気持ち良いと感じる程度に疾走してみましょう。
いきなり全力疾走ではなく、徐々にカラダを慣らします。これを数日続けてみてから、全力に近いスピードで走ってみます。

その後、日曜日などの小学校の校庭が解放されているようであれば、カーブでの走りを体験してみます。お子さんと一緒に走ってみるのも良いですね。
カーブでは、左足を軸にして、右足でカーブの内側にチカラを加えるイメージを保つ、これがカーブを上手く走る秘訣です。

運動会に向けて練習を始めるお父さんやお母さんには「大人の瞬足」。 当日だけでなく、練習から履いて足に馴染ませてから本番に望みましょう。足に馴染んだ「大人の瞬足」が、カーブでの走りを応援してくれるかもしれません。